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お金の本質を見抜き、自由自在に使いこなす | お金はいつも正しい

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お化けは怖い。なぜ怖いのか、それは自分が理解できない存在だから。

 

同様に、金融リテラシーの極めて低いぼくたち日本人は「お金」が怖い。なぜなら理解できないから。一生付き合っていく必要があるにも関わらず。

 

かくいうぼく自身も「お金」の知識は極めて浅薄で、「複利?」「減価償却費?」と行った風にいつも思っていた。そんな現状を変えたくて最近は「お金」に関する本を読み漁っているわけだが、今回手に取った堀江貴文氏著「 お金はいつも正しい」が限りなく分かりやすかった。なので、本質をまとめてみる。

 

「お金」は信用を数値化したモノ

「お金」と聞くと、どんな形が思い浮かぶだろうか?

 

紙幣?

コイン?

 

現代に生きるぼくたちにはそう行った形状がスタンダードに受け入れられているが、厳密には違う。本質を探っていくと、お金とはすなわち「信用」である。紙幣はあくまで紙切れであり、コインはあくまで金属にすぎない。大事なのは、それらが銀行による信用を保証しているということだ。「お金がないと生きていけない」ではなく、正しくは「信用がないと生きていけない」。

 

この誤った解釈を正すところから、「お金の本質の理解」が始まる。

 

金融リテラシー0の日本人が抱える誤解

「貯金=美徳」という植え付け

「老後のために貯金をしておこう・・・」

「もしもの時のために貯金をば・・・」

 

日本には貯金文化が根付いている。お金を使うことや稼ぐことについてはそこまで考えていないくせに、「とりあえず貯めとけ!」の一点張りである。小さい頃お年玉をもらったときに、誰しもが同じ経験をしたことだろう。

 

そもそも、日本に貯金文化が根付いたのは戦時中である。

 

戦争中ゆえ政府はお金が必要だった

銀行が預金を呼びかけ国民から資金を巻き上げる

集めた預金を元手に軍事費に当てる

 

本来、「貯金」は単なる資金集めのためのキャンペーンに過ぎず、その歴史は100年にも満たないほど浅い。戦争のない低金利時代の今、銀行にお金を預けるメリットはどこにも見当たらない。100万円を一年間預けたところで、その額はほとんど変わりはしないだろう。

 

お金を眠らせおく代わりに手堅く投資をした方が、日本の経済にとっては望ましい。それに「お金のために働く」ではなく、「お金にお金を稼がせる」という考えの元資産を運用するべきではないのか?

 

関連記事:『金持ち父さん 貧乏父さん』から学ぶ賢い働き方とお金の使い方 - れーぞん・でーとる

 

持ち家はリスクでしかない

「マイホームを持つことが幸せの象徴だよね!」という誤ったイメージが蔓延している。けれど、住宅を持つことに果たしてどれだけのメリットがあるのか。すぐに考え付く限りでも、

 

  • 移動の自由を失う
  • 固定費用(固定資産税など)がかかる
  • 住宅の価値は日に日に低下していく
  • 住宅ローンという名の借金を抱え込んでしまう

 

といったリスクを孕んでいる。それよりも、その時のライフスタイルに合わせて自由に賃貸住宅を選んだ方がよっぽど賢い選択だ。

 

生命保険はギャンブルから始まった?

生命保険の起源は、港町にあるカフェでの賭け事から始まった。昔は船が難破することも多かったから、「次に出航する船がちゃんと帰ってくるか賭けようじゃないか」というギャンブルが盛んだったのだ。

 

つまり、生命保険は死ぬかどうかを賭けているのだ。生命保険にいくつも加入している人は、自分が死ぬことに賭けているのだ。そうやって大金を使うよりかは、普段からしっかり運動をして、定期的に健康診断に行くべきではないのか?

 

自分の身は自分で守る時代

東芝が赤字になると誰が予想した?JALが経営困難になると誰が知っていた?

 

会社に頼れない時代なのだから、自分の身は自分で守ることだ。その最低条件の一つは、金融リテラシーを身につけることに他ならない。

 

金融の知識を身につけ本質を見抜くと、「お金に支配された人生」から「お金を支配する人生」が始まる。お金の問題は一生付きまとうのだから、腰を据えて勉強したり本を読み漁ってみることは決して損ではないはずだ。

 

自分の身は自分で守ろう。

 

まとめ:お金はいつも正しい

ホリエモン=金の亡者」と思われがちだが、これほど「お金」の本質を理解している人はそうそういない。だからこそ成功できたし、人生への漠然とした不安がないのだと思う。

 

お金はいつも正しいのです。使う側が間違っているから、おかしなことが起きるだけです。金銭的が原因のトラブルなんて一番くだらないことです。

ぜひ手にとって、「お金」を正しく理解し、自由自在に使いこなしていってみてほしい。懇切丁寧な説明と平易な文章、良書でしたぞ・・・。