お金の価値観が180度変わる本 | 投資家が「お金」よりも大切にしていること
「金儲けは悪いことだ!」
「投資ってなんかうさんくさい・・・」
こんな風に考えていませんか?実は、ぼくもそう思っていました。
だけど、あくまでなんとなくのイメージ。今まで真剣に「お金ってなんだろう」と頭をひねってみることはありませんでした。
そこで手に取ったのがこの本、
『投資家が「お金よりも」大切にしていること』
結論から言うと、すごく丁寧に「お金」「投資」の本質について説明してあり、ぼくの中のネガティブなイメージが吹っ飛びました!「お金」を見る目が180度変わったのです!
ざっくりまとめると
- 「お金」の本質を真剣に考え、
- 「生き方」や「働き方」への理解を深め、
- 世界の見方を良い方向へと変える本
こんな人に読んでほしい!
- 「お金」について今までじっくり考えたことがない人
- 「お金」に関する悩みを抱えてる人
- 将来が漠然と不安に思える人
- ざっくりまとめると
- こんな人に読んでほしい!
- 著者は元大手出身の金融マン!
- 「お金」について新たな価値観を提供してくれる一冊
- 心にぐさりと刺さった2つのポイントを紹介!
- まとめ:「お金」について考えることは、「人生」について考えること
著者は元大手出身の金融マン!
引用:藤野 英人 | 運用部インタビュー | レオス・キャピタルワークス株式会社
この本を書いたのは藤野英人さん。早稲田大学卒業後→野村証券→JPモルガン→ゴールドマン・サックスという輝かしいキャリアを経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業した超エリートです!
知ってもらいたいのは、彼が成長する日本企業にのみ投資をしているということ。お客さんのことを一番に優先しているか観察し、投資に値する企業であるかを判断するため、23年間で5700人の社長を取材しました。そのくらい真剣に、「投資」「お金」を通して日本経済を考えているのです。
この本には、そんな彼が20年以上のキャリアの先にたどり着いた、「お金とはなにか」の結論が書かれてます!
「お金」について新たな価値観を提供してくれる一冊
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えて来た「お金の本質とは何か」 の結論を一冊に凝縮したものです。
特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。
理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。
カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれません。
稼ぐ、貯める、使う。
ぼくたちは、日々お金と接して生きてます。でも、学校や親が「お金とはね、こういうもんなんだよ」と教えてくれる機会はそうありません。本質を理解せずに毎日使ってるわけです。
お金の悩みは一生つきまといます。真剣に考えずに、幸せな人生を送ることは不可能なのです。つまり、「お金」について考えることは「人生」について考えることに他なりません。
「金儲け=悪」
そう結びつける人は確かに多い。だけど、本当は違うんですよね。お金は誰かのために使われ、誰かを応援するために存在するんです。
この本は、そういった間違った捉え方やネガティブなイメージを捨て去り、「大切なこと」に気づかせてくれました。魅力を伝えるために、特にぼくの心にぐさりと刺さった部分を紹介してみますね!
心にぐさりと刺さった2つのポイントを紹介!
大好きなくせに「お金」について何も考えていない日本人
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本これらの国の中で、一番現金保有率が多い国はどこでしょうか?
実は、答えは日本。圧倒的に日本。総資産のうちの55.4%を「現金・預金」にして持ってます。株式などの「投資」の比率がめちゃくちゃ低い。財布の中にいつも入れておきたいほどお金が大好きなんです。
日本人はなかなかお金を手放そうとしません。投資もそうだし、寄付もしません。お金だけが頼りで、老後のため、もしものためにせっせと貯めます。
「それは安定志向なだけで、しっかり考えてるんじゃないの?」
違うんです。藤野さんが毎年行大学生向けに行うアンケートによると、約80%の学生が「投資=汚い」「お金儲け=悪」だと答えるそう!
つまり、「なんだか分からないけど、とりあえずお金を信じてる」に他なりません。たしかに、よく考えたことがない・・・。
日本をダメにする「清貧」という思想
「清貧」を知っていますか?言葉の通り、「清く、貧しいことが美しい」という考え方で、日本人にとっての理想です。
その反対にあるのが「汚富」。逆に「豊かであること」はなんか汚れてると捉えがちなんですよね。だから「豊かになるためにには、理念を捨てて汚れなければならない」と間違って考えるようになりました。
藤野さんによると、この「清貧」という思想が日本人をダメにしてるそうです。そして、目指すべきは「清豊」↓
今の日本人には「清貧」と「汚富」しか見えておらず、その2つしか選択肢がないと思ってます。でも、「清く、豊かである」のが一番いいですよね?じゃあ、目指すべきです!
まとめ:「お金」について考えることは、「人生」について考えること
お金に支配された人生とは、自分のことだけを考えている「閉じた人生」に他なりません。
自分さえよければいい、自分の家族さえよければいい、自分の会社さえよければいい、自分の地域さえよければいい、自分の国さえよければいい・・・こういったものは、きわめて非・投資的な考え方です。
改めて「お金」の本質を考え、ひいては自分の「人生」について考えてみましょう。
「金儲けは悪いことだ!」
「投資ってなんか胡散臭い・・・」
そうすれば、こうした間違った見方やイメージはどこかに消え去っているはずです。ぜひ価値観を良い方向へと変えちゃいましょう!