【2017】大学生インド一人旅③〜バラナシ編〜
わたぽんです。
前回の記事:【2017】大学生インド一人旅②〜アグラ編〜
タージ・マハルを後にしバラナシへ。これから1週間、ガンジス川のほとりで過ごすことになります。
インド名物「死ぬほど遅れる電車」
深夜、駅のホームで8時間遅れの電車を待つ
夜のアグラをオートリキシャで移動。30分くらいかけてアグラカント駅へ。
例によって電車で移動します。予定では19:00にアグラ・カント駅発、翌朝バラナシ駅着。のはずだったけど、「24:00に来るよ」と駅員に言われた...。
特にやることがありません。待合室で日記を整理したり、Kindleで映画を見たりしてました。周りのインド人たちも暇そう。
「なんでホームにいるんだろう?」と思いつつも、わんこに餌をあげた。
ニューデリーで買った寝袋にくるまって電車を待ちます。結局朝の5時にやってきました。8時間遅れとかふざけんな。
翌日の深夜、バラナシ到着
疲れすぎて、あまり写真撮ってません(笑)
自分の席についた瞬間に爆睡。お昼の12時くらいに起きて、弁当を購入。130ルピー(230円)。
べ、弁当?衛生面の心配もしたけど、他に何も売ってないので仕方ない。恐る恐るかっくらいます。
案の定、1分後にお腹を壊してトイレへ。「いつ作ったんだ?」ってくらい冷たかった。
夜中の12時までお腹をさすりながらぐったりし、やっとバラナシ駅へ到着。宿はとってなかったので、駅前のゲストハウスに駆け込みました。
1泊400ルピー(円)。とりあえず寝る。翌日オートリキシャでガンジス川の方へと向かいました。
旅人が沈没する街・バラナシ観光
ガンジス川のある生活
バラナシといえば、ガンジス川。ほとんどのインド人にとっては、「死後自分の骨がガンジス川にまかれる」ことが理想。
多数派のヒンドウー教は輪廻転成を信じているので、そこから新たな生命に生まれ変わるわけです。このあたりの地域は高温多湿で生き物の生き死にが早いから、わりと自然なんでしょうね。
川に沿って沐浴場が続きます。端から端まで歩くと1時間以上かかると思う。
周辺にあるゲストハウスのシーツは、ガンジス川の水で手洗いしているよう。清潔ではないです(笑)
一番有名な日本人宿「久美子の家」
こうした狭い小道が複雑に入り組み、街ができています。
迷いやすいので、ガイドブックがあると良いでしょう。
バラナシを歩いていて印象的だったのは、生き物が多いこと。牛や、
(牛の糞を食べてる)犬、
猿なんかがいました。人間とうまく共生しているようです。
気さくなインド人との交流
1週間滞在する中で、たくさんの人たちと触れ合いました。
(旅仲間が)ヘナタトゥーを彫ってもらったり、
一緒に餌をあげたり、
凧揚げしたり、
子供たちの修行を眺めたり。
なによりゲストハウスのスタッフたちとめちゃくちゃ仲良くなりました!距離近すぎだけど、普通の友達!笑
他の日本人の方たちとパシャり。深夜にラムコークを飲みながら色々な話をした。すごく心地よい時間でした。
飯がめちゃくちゃ安くて、うまい
バラナシといえば安くておいしいご飯。つい長居したくなる気持ちがわかります。
しゃん亭の「生姜焼き定食」、120ルピー(210円)。日本米に近く、モチモチでうまい。
からあげ定食、150ルピー(264円)。2,3回食べました。
ペペロンチーノ、110ルピー(194円)。ピリ辛でやみつきになります。
朝食はいつもこんな感じ。これで100ルピー176(円)。安い!
おやつの時間には、『ソナのお店』によく行きました。日本語ペラペラなのでおすすめです。
日本の漫画や本が大量にあるので、ついくつろいでしまう...。
なんといってもラッシーがうまい!80ルピー(141円)。ぜひご賞味あれ。
沐浴できなかったので、船に乗ってみた
さて、ガンジス川といえば沐浴。早朝になると、インド人たちはこぞって川に入ります。でも慣れない日本人が入ると、病気をもらうという噂。
「川が汚いから」が理由じゃないけど、1週間ずっとお腹を下していたので今回はやめときました(笑)
その代わりボートでクルージング。4人貸し切りで200ルピー(353円)でした。
ガリガリのおじいちゃんがボートを漕ぎます。
この写真がお気に入り。バラナシらしい一枚です。
あっという間に川の真ん中まで来ました。
哀愁漂うおじいちゃん。
ボートの上から眺める朝日がどうしようもなく美しかった。
ガンジス川のほとりに1週間滞在した感想
火葬場を1日中眺めて「死」を考えた
ぼくがインドに惹かれた理由は、このバラナシにある火葬場。大学の授業で知り、実際にやって来たのです。
宿で知り合ったインド人に連れられ、火葬場の風景を眺めました。眠っているかのように見える老人が炎に包まれる光景を、何度も目にしました。
当たり前のことだけど、人間はいずれ死ぬ。それならば、この一度きりの人生を悔いなく過ごそう。そう決意しました。
小さなぼくと大きなガンジス川
当時は大学を休学し放浪していたので、将来への不安を多く抱えていました。でもガンジス川を前にすると、そのどれもがちっぽけに見えました。あれだけ深刻に悩んでいた自分が、アホらしく思えてきたのです。
思い込みかもしれないけどバラナシ滞在を経て、人生が気楽になりました。「どうせ自分は小さな存在なのだから、なにやっても大丈夫でしょ!」と考えるようになったのです。
そういった意味で、今回のインド一人旅には大きな意味があったのだと、8ヶ月経った今でも強く思っています。
こんな感じでバラナシを後にし、ブッダが悟りを開いた地・ブッダガヤへ!
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