村上春樹から学ぶ!ブログが書けない時に考える3つのこと
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「ブログがうまく書けない・・・」
ブロガーのみなさん、そういうことはありませんか?ぼくはたまにあるんですよね。
そこで今回は、村上春樹さんから学ぶブログが書けない時の3つの対処法をまとめてみます!
- 「ブログが書けねえ!」そんな時に出会った一冊
- 1. 「何かを求めていない自分」を思い浮かべる
- 2. あえて自己表現していることに気づく
- 3. 書きたくないときは思い切って書かない
- まとめ:のびのびとした自由な文章を!
「ブログが書けねえ!」そんな時に出会った一冊
「最近ブログが書けないなあ」と思っていたある日、ふと家の本棚にあった 村上春樹著『職業としての小説家』を手に取りました。
この作品は作家・村上春樹氏が自身の小説家としての半生と仕事について、丁寧な文章で語った一冊です。物書きとして生きてきた30年間がぎゅっと濃縮されてるんですよね。
作品中に「何かを表現したいと思っている人」向けの記述がありました。それを読んだ時から、心がふっと軽くなり、また少しずつ記事を書けるようになってきたのです。ぜひ多くのブロガーに知ってほしい!
1. 「何かを求めていない自分」を思い浮かべる
これはあくまで僕の個人的な意見ですが、もしあなたが何かを自由に表現したいと望んでいるなら、「自分が何を求めているか?」というよりはむしろ「何かを求めていない自分とはそもそもどんなものか?」ということを、そのような姿を、頭の中でヴィジュアライズしてみるといいかもしれません。
なぜなら「自分が何を求めているか」だけを追求すると、以下のような悪循環に陥ってしまうからだそう。
- 「自分が何を求めているか?」を追求
- 話が重くなってくる
- 自由さがなくなり、フットワークが鈍くなる
- 文章は勢いを失い、人を惹きつけることができなくなる
この言葉を読んだ瞬間、思わずハッとしました。 「自分が何を求めているか?」だけを考えていたから、うまく文章が書けなくなったのだと気づいたのです。
- うまくブログが書けない時、目先のアクセス数や収益ばかりを意識していませんか?
- 「求めているもの」に目が眩み、誰の心にも刺さらない文章になっていませんか?
彼はその解決策を次のように述べています。
それに比べると「何かを求めていない自分」というのは蝶のように軽く、ふわふわと自由なものです。手を開いて、その蝶を自由に飛ばせてやればいいのです。そうすれば文章ものびのびしてきます。
「自分が何を求めているか」でなく「何かを求めていない自分」を思い浮かべること。一切の制約やプレッシャーを捨てることで、再び自由な文章を書けるようになるというわけです。
ぼく自身「求めているもの」だけを考えて、ただアクセス数を増やすためのまとめ記事や書評記事を書いていた時期があります。正直書いていて面白くなかったし、読んだ人にとっても退屈だったと思います。そこには「勢い」や「自由さ」や「思い」がなかったから。
アクセス数や収益の目標を持つのはいいことです。自分が立てた目印に向かって、一生懸命頑張れるから。けれど、文章が堅くなったり、つまらなくなったり、ハードルが上がりすぎて書けなくなったら本末転倒ですよね。
そういう時は、「そもそも何かを求めていない自分はどんな文章を書いていたのかな?」と頭を捻ってみること。ぜひ一度初心に戻り、晴れ晴れとした気持ちでPCに向かってみてください。
2. あえて自己表現していることに気づく
考えてみれば、とくに自己表現なんかしなくたって人は普通に、当たり前に生きていけます。しかし、にもかかわらず、あなたは何かを表現したいと願う。そういう「にもかかわらず」という自然な文脈の中で、僕らは以外に自分の本来の姿を目にするかもしれません。
ああ、確かに・・・。
専業ブロガーでも副業ブロガーでも、自己表現やブログ運営をしなくたって死ぬわけじゃありませんよね。他の仕事を始めたっていいし、違う趣味に時間を使ったっていいわけですから。
だけど、ブログを通してあえて自己表現をする。理由は人それぞれでしょう。ぼくの例を挙げると、自分の意見や考えを他人に伝えるために発信してます。どうしてもやりたいと思ったから。
「一日一本記事を書かなければ死んでしまう」といわけではないんです。無理して書く必要はありません。
それでもブログを書きたいのなら「そもそもなんで自己表現したいんだっけ?」と考えてみると、気持ちがフッと楽になり、また自由にのびのびと文章を紡げるようになるかもしれませんよ!
3. 書きたくないときは思い切って書かない
村上春樹氏の執筆スタイルとして大事なのが「書きたくないときには書かない」。スランプに陥る原因は、書きたくないのにムリに書こうとするから。そういう気分じゃない時は、思い切って書かないのも効果的です。
彼の言うところの「べつに小説を書かなくたって死ぬわけじゃない」は、ぼくらブロガーにとっての「べつにブログを書かなくたって死ぬわけじゃない」ですよね。
こうして他の仕事やインプット作業(読書とか旅とか)だけをし続けブログを全く書かないでいると、少しずつ「そろそろ何か書いてもいいかな?」となってくるはず。そしてどうしても我慢できなくなったら、また好き勝手自由に書き始めればいいのですよ。そうすれば、いわゆる「スランプ」を経験することはなくなるそうです。
ぼくも最近うまく記事が書けていません。だからこそムリやり書こうとはせず、旅行記やグルメレポートをのんびりまとめながら、旅をしたり本を読んだりしてます。何と言ってもすごく気が楽ですね。また書きたくなったら一気に書こうかなあ、と思います。
まとめ:のびのびとした自由な文章を!
ブログが書けないときに考えたいのは以下の3つ。
- 「何かを求めていない自分」を思い浮かべる
- あえて自己表現していることに気づく
- 書きたくないときは思い切って書かない
30年以上物書きとして食っている作家が言うことですから、試しみる価値はあるかと!
スランプに陥った時はなんとなくこれら3つを考えてみてください。きっと「自由な文章」を取り戻せるはずです!
では!