【2018年】マジで面白いAmazonプライムビデオのおすすめ映画50作品
この記事では、マジで面白いAmazonプライムビデオのおすすめ映画50作品をまとめました。
Amazonなら不朽の名作から超有名なアカデミー賞受賞作品、衝撃の話題作まで勢揃い!Amazonプライムなら月額400円(学生ならPrimeStudent月額159円)で映画見放題が楽しめます。
個人的趣味が大きく反映された内容になっていますが、間違いなく面白い傑作映画ばかりを厳選しました。以下のジャンルごとに分けたので目次から飛んでみてください。もちろん上から全部眺めていくのもOK!
- ヒューマンドラマ
- アクション・アドベンチャー
- コメディ
- ミステリー・サスペンス
- 史劇・伝記映画
- 戦争映画
- 恋愛・ロマンス
- 青春映画
- アニメ映画
*すでに配信終了した映画が含まれている可能性もあります
- 1. ヒューマンドラマ14作品
- 2. アクション7作品
- 3. SF、ファンタジー3作品
- 4. コメディ6作品
- 5. ミステリー・サスペンス2作品
- 6. 史劇・伝記映画4作品
- 7. 戦争映画4作品
- 8. 恋愛・ロマンス5作品
- 9. 青春映画4作品
- 10. アニメ映画1作品
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1. ヒューマンドラマ14作品
1-1. ニュー・シネマ・パラダイス
シチリア島の小さな村にある映画館・パラダイス座。親の目を盗んではここに通いつめる少年トトは、大の映画好き。やがて映写技師の老人アルフレードと心を通わせるようになり、ますます映画に魅せられていくトト。初恋、兵役を経て成長し、映画監督として活躍するようになった彼のもとにアルフレードの訃報が。映画に夢中だった少年時代を懐古しつつ、30年ぶりにトトはシチリアに帰ってきた・・・
「映画」をテーマにした名作イタリア映画。主人公はシチリア島の片田舎に生まれ、摩訶不思議な映画の世界に魅せられたトト少年。村を出てから30年後の彼が、少年時代を回想する形でストーリーは語られます。
1930年代のイタリアの田舎に映画以外の娯楽なんてものはほとんどありません。村中の人々が映画館にぞろぞろ集まっては、スクリーンに映し出されるロマンスにうっとりしたり、コメディアンの愉快な動きに声を上げて笑ったり、遠い世界に憧憬を浮かべたりするわけです。そんな和気あいあいとした光景がなんとも微笑ましく、ノスタルジックな気持ちでいっぱいになります。
トト君もその1人であり、孤独な映写技師アルフレードと仲良くやりながら、映画と共に成長してきました。しかし楽しい思い出や淡い失恋を経験しつつも、大人になると村を出ていくことに...。その時にアルフレードの掛けた愛のある言葉が印象的で、いつまでも心に残っています。
1-2. ショーシャンクの空に
とある刑務所の受刑者が勝ち取り、分け与えた解放と救い-。誰の心にも静かに、爽やかな感動が訪れる…。
スティーブン・キング原作映画。無実の罪で投獄された悲運な男と、絶望的な状況にありながらも彼が持ち続けた希望を描くヒューマンドラマ。
言わずと知れた名作。「好きな映画は?」と聞かれれば、たいていの映画好きが上位に挙げるでしょう。過酷で非情な運命に弄ばれ、時に他の受刑者にリンチされ、時に刑務官からゴミのように扱われてなお、必死に生きるアンディの姿に何度も心打たれます。
「刑務所」を舞台にしたそれなりに多くありますが、ぶっちぎりでNo1の面白さ。大雨の中空を仰ぎ見、両手を広げて歓喜するラストシーンでは涙が止まりませんでした。
1-3. 最強のふたり
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
体の不自由な大富豪フィリップと、スラム育ちの黒人青年ドリス。花の都パリを舞台に、全く違う世界に生きてきた2人が出会い、心を通わせ、「最強のふたり」になっていく日々を描いたフランス映画。
大人が全力で遊び、本気でぶつかり合い、くだらないことで大笑いする。年齢も人種も境遇も超えた本物の友情を彼らは育んでいきます。しかし単なるお涙頂戴の感動ドラマではなく、下品な下ネタも汚い表現もブラックユーモアもたっぷりぶち込んでいるからこそ、高い評価を受けたのでしょう。
見終わった時には気持ちが少しだけ明るくなり、胸が温かくなりました。実話を基に製作された、笑いあり、涙ありの傑作です。
1-4. ターミナル
言葉の分からない空港で足止めされた男。1ヶ月目――仕事をみつけ、2ヶ月目――友人を作り、3ヶ月目――恋に落ちた。そして9ヶ月目――ニューヨークに来た理由が明かされる…… ニューヨークJFK国際空港に降り立った東欧のクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー。彼の祖国はクーデターによって事実上消滅し、パスポートも無効になってしまったため、帰国することも、アメリカに入国することも禁止されてしまう。行き場を失い、宛のない空港ターミナルでの生活を始めるが、彼はかけがえのない、果たすべきひとつの約束を抱えていた。
スティーブン・スピルバーグ監督作品。祖国が滅び、パスポートが無効化され、空港に閉じ込められるハメになった男をトム・ハンクスが熱演するヒューマンドラマ。
英語は話せないけれど、その優しい人柄で信頼を勝ち取っていく主人公ビクター。空港で働く人々との交流と、美人CAとの恋模様がコメディタッチで描かれています。とにかくトム・ハンクスの自然すぎる演技が素晴らしい...。
加えて脇役たちの悩みや人生がしっかり描かれ、ビクターとの出会いを経て前に進んでいく展開が印象的でした。単なるエンタメ作品でなく、遊び心やユーモアを交えながらもストーリー性をより重視した名作です。
1-5. レ・ミゼラブル
19世紀のフランスを舞台にした本作は、果たせぬ夢、報われぬ恋、情熱、犠牲、そして贖罪という、心奪われる物語を描き出す。これは、時代を超えて生き続ける人間の魂の証しなのだ。ジャックマン演じる元囚人ジャン・バルジャンは、仮出獄後に逃亡し、それ以来何十年もの間、無慈悲な警部ジャベール(クロウ)の執拗な追跡を受けていた。そんな折、バルジャンは工場労働者ファンテーヌ(ハサウェイ)の幼い娘コゼットの面倒を見ることを約束する。だが、その約束が彼らの人生を永遠に変えてしまうのだった。
フランス革命前夜、改革の機運にさらされる激動の19世紀フランスを描いたミュージカル映画。原作はユーゴーの大河小説。
良い意味でミュージカルらしくありません。音楽が全くしつこくなく、むしろ物語に緩急を与えているのでテンポよく楽しめます。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイを始めとする豪華キャストの演技もお見事。
視点やカメラワークがテンポ良く切り替わり、あらゆる思惑や動きが渦巻く当時のフランスの姿がうまく表現されています。悲痛な運命に蹂躙される人々や決して叶わぬ淡い恋を通して「世の無常」を感じさせられる名作です。
1-6. スラムドッグ$ミリオネア
世界最大のクイズショーで、残り一問まで辿り着いたスラムの少年。間違えれば、一文無し。正解すれば、番組史上最高額の賞金を手に入れる。〈スラムの負け犬:スラムドッグ〉が全てを賭けて出した、人生の“ファイナル・アンサー”は―?
「クイズ$ミリオネア」に出場し最後の一問まで進むも、あらぬカンニングの疑いをかけられ警察署へと連行されたスラム出身の少年ジャマール。疑いの目をかけてくる警察官に対し供述する形で、彼の壮絶な生い立ちが明らかになっていきます。
ストーリーに関しては都合良すぎる感はありますが、そこはフィクション映画。スラムで生まれ育ち、幼い頃に母親を殺され、ようやく拾われたと思ったら子供を食い物にする悪人で、といったようにジャマールの悲惨すぎる過去は結構ショッキングでした。
クイズ番組というキャッチーな切り口で、貧困・差別・飢餓といったインド社会に根を張る複雑な社会問題を映し出しているからこそ評価されたのだと思います。インドらしくキャスト全員の華やかなダンスで迎えるエンディングも素晴らしい!
1-7. セッション
2015年度アカデミー賞®のダークホースが、3冠を獲得!!名門音大に入学したドラマーと伝説の鬼教師の狂気のレッスンの果ての衝撃のセッションとはーー!?[才能]VS[狂気] この衝撃に、息をのむ。
才能を見込まれたドラマーであるニーマンと、”変人”として知られる鬼講師フレッチャーの究極のセッションを描くヒューマンドラマ。
「無駄がなく洗練されている映画」の一言。およそ90分間の中に恋愛模様や家族との関係、ドラマーとしての葛藤がしっかり映し出されていて、それらを全て踏みにじり、ニーマンを追い込んでいくフレッチャーの姿は狂気そのもの。迫真の演技ってやつです。
公式でも謳い文句にしているように、ラスト9分19秒の怒涛の展開がとにかく熱い!狂気を超え、高みに辿り着いた最後に訪れるフレッチャーの表情にも注目です!
1-8. 最高の人生の見つけ方
余命6ヶ月、一生分笑う。
孤独で頑固な金持ちと、家族のために夢を諦めた自動車工。全く違う世界で生きてきた2人が病室で出会い、余命わずかと宣告され、最後に人生でやり残した「棺おけリスト」をこなしていくヒューマンドラマ。
狭い病室で延命治療を受けるか、残り少ない余生を思いっきり楽しむか。後者を選んだ2人はスカイダイビングに挑戦したり、憧れのスポーツカーを乗り回したり、もう一度愛する娘に会いに行ったりします。めっちゃ楽しそう。
そんな感じで好き勝手過ごすうちに本当に大切なもの、やり残したことについて改めて考え、人生の終わりを迎えることになる2人。感動的なラストシーンも最高でした。
1-9. ロッキー
世界中を興奮と感動で包んだ、記念すべき第1作!
アカデミー賞10部門にノミネートされ、最優秀作品賞を受賞した伝説のボクシング映画シリーズ。「ランボー」と並ぶスタローンの代表作。
全5部作中、やはり1の完成度がずば抜けて高い。ロッキーの葛藤とユニークな練習風景を1時間30分を観た後に訪れるラスト15分間の試合、深く感情移入した後なので感動が半端じゃありません。エイドリアンの名前を叫ぶシーンも有名ですね。
千載一遇のチャンスに挑む無名ボクサーの闘いを通し、「アメリカン・ドリーム」を表現した不朽の名作。"男が憧れる男の後ろ姿"がそこにはあります。
1-10. クリード/チャンプを継ぐ男
世界ヘビー級チャンピオンだった父親、アポロ・クリードを知らずに育ったアドニス・ジョンソン。父親を生前に亡くしたが、その体には確実にボクサーの血が受け継がれていた。
伝説のボクシング映画「ロッキー」のスピンオフ作品。本作ではロッキーのライバルであるアポロ・クリード、その息子アドニスにスポットライトが当てられています。
「いや、アポロ息子いたんかーい!」と最初は驚いたものの、観終わる頃には例によってボロ泣き...。チャンピオン・コンランとの最終ラウンドにて、ついに心の声を吐露するアドニスとついに流れ出す「ロッキーのテーマ」に鳥肌総立ち!
全く新しいロッキー作品。シリーズのテーマである「アメリカン・ドリーム」を根底に起きつつ、親子愛や師弟愛までもが描かれています。ロッキーファンはもちろん、初見でも楽しめるのでぜひ!
1-11. グラン・トリノ
朝鮮戦争の退役軍人で、自動車工として勤め上げたウォルト・コワルスキーには、引退後の日常も近所の変わり様も、すべてが面白くない。中でも気に食わないのが、東南アジアからの移民であるモン族の隣人たちだ。しかしある事件が起こり、ウォルトは図らずも暴力と脅しを生業とする地元のギャングから彼らを守ることになる。
偏屈な退役軍人の「終わり」とモン族の少年タオの「始まり」を描くクリント・イーストウッド監督作品。
デトロイトを舞台に、人種や移民など現代社会に巣食う社会問題をテーマの根底に置きつつ、「どう死ぬか?」「どう生きるべきなのか」を深く考えさせられます。超絶渋くてカッコいいクリント・イーストウッドの演技だけでも、観る価値ありですね。
名車グラン・トリノや退役軍人のコワルスキーは過去を、移民たちの存在は現在を表しており、その間に生じてくる軋轢や問題が丁寧に描かれながらも、未来への希望を感じさせてくれる傑作です。心震える衝撃のラストにも注目!
1-12. ゴッドファーザー
コッポラ監督は、コルレオーネ一族の家族模様と、ファミリーが手がける恐ろしい組織犯罪の両方の間で巧みにストーリーを展開させながら、アメリカでの勢力争いを巡るシチリア人マフィアの血なまぐさい盛衰を描いた。
フランシス・コッポラ監督作品。イタリア系マフィア・コルレオーネ一家と他ファミリーとの抗争を描くマフィア映画の最高傑作。
重厚なストーリーと渋みのある音楽、名だたるキャスト陣の作り出す何とも言えない雰囲気にたちまち飲み込まれます。中でもマーロン・ブランド演じるドンの存在感と威圧感は半端じゃありません。
70年代の作品ですが、古さを感じさせない演出、男の魅力をまざまざと見せつけられるマフィアの仁義が素晴らしい名画です。多くの映画ファンにとって史上No1映画との呼び声が高いので、一度は観るべき。
1-13. ベンジャミン・バトン 数奇な人生
一生に一度の出逢い。生涯、心に残る感動作の誕生。それは、80歳で生まれ、年を取るごとに若返っていく数奇な運命の下に生まれた、ベンジャミン・バトンの物語。
デヴィット・フィンチャー監督作品。年をとるごとに若返るベンジャミン・バトンの奇妙な生涯と、出会いと別れを描くヒューマンドラマ。
20世紀アメリカを代表する作家スコット・フィッツジェラルド原作ということで、発想の意外性、シナリオの完成度は圧倒的。現実とフィクションの間のような世界観の下、ベンジャミンの不思議な人生を追体験することで、切なくも澄んだ気持ちにさせてくれます。
悲劇的事件や大きな山場がなく、淡々と進む物語につい自身の人生を重ね合わせては、生きることの辛さ、素晴らしさを噛み締めるように鑑賞することができます。人生に疲れた時に観たい作品です。
1-14. ルーム
[部屋]から脱出した母と息子。衝撃と感動、その先にあるものとは-!?
17歳で誘拐され7年間監禁され続けた少女と、犯人との間に出来た5歳の息子ジャックの脱出劇。オーストリアで実際に起きた"フリッツル事件"がモデル。
狭く汚い部屋で共同生活から解放されるも、待っていたのは奇異の視線と押し寄せるマスメディア。単なる感動ドラマではなく、現実に打ちひしがれる母親の葛藤と、ジャックの無垢さが繊細に描かれています。
意外にも母親との距離がより近い"部屋"に帰りたがるジャック、自宅に押し寄せる報道陣にはメディアのあり方に考えさせられました。犯罪被害者の心理描写にスポットライトが当てられることは珍しいので、とても新鮮な作品です。
2. アクション7作品
2-1. ミッション:インポッシブル
往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」の映画化。東欧で展開されたスパイ組織IMFの作戦は情報漏れのために失敗に終わる。多くの仲間を失ったイーサンは、これがIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だと言うことを知るが、その疑いは自分にかかっていた。真実を暴くために、死んだリーダー、ジム・フェルプスの妻クレアと連絡を取るイーサン。彼は、元CIAのクリーガーと天才ハッカーのルーサーを新たなメンバーに加え、大胆不敵にもCIA本部への潜入を試みる…。
言わずと知れた大人気スパイ映画シリーズ。全5作。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが時に高層ビルの窓ガラスをよじ登り、時に秘密基地へと単独で潜入し、時に手に汗握るカーチェイスを繰り広げる正統派アクション。
スリル満点の頭脳戦然り、迫力あるアクションシーン然り、誰が観ても面白い超定番の作品。トム・クルーズのカッコよさが半端じゃありません。スタントマンを使用せず、トム自らが演じているのもすごい...。
「ゴースト・プロトコル」の完成度が1番高いのですが、舞台や作戦の異なるどの作品も最高。上質なアクション映画を観たい時にはぜひ!
2-2. バイオハザード
時は21世紀初頭、地下深くの秘密研究所で開発中のウィルスが漏洩し、メインコンピュータは地上への感染を防ぐべく研究所を遮断。やがて特殊部隊が内部に侵入するが、そこで彼らはアンデッド化した死体やコンピュータが繰り出す殺人兵器などとの壮絶な死闘を繰り広げることになる。
ゾンビ映画と言えば、やっぱりバイオ。赤いドレスを身にまとうアリス(ミラ・ジョヴォビッチ)が銃を片手にゾンビをなぎ倒していく爽快アクション映画。
ゾンビの群れに囲まれた時の絶望感と、それらを一網打尽にするアリスさんがただかっこいい。シリーズごとに異なるタイプのアンデッドや仲間が登場するので、飽きずに楽しめます。
「ザ・ファイナル」にはあのローラも出演しているのでチェックしてみてください(笑)アクション要素が強めなので、ホラー映画が苦手な方にもオススメ!
2-3. レオン
家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが…。
ニューヨークを舞台に、都会に住む孤独な殺し屋と家族を皆殺しにされた少女の風変わりな共同生活を描くアクション映画。
イタリアを想起させる世界観と音楽がなんともオシャレな。映画初出演とは思えないナタリー・ポートマンの熱演も、ゲイリー・オールドマンのイかれた悪役ぶりも、主題歌であるスティング「シェイプ・オブ・マイ・ハート」も最高にイケてます。
リュック・ベンソン監督含めメインキャスト全員の出世作になった作品で、一見不釣り合いな2人の"凶暴な純愛"がロマンティックに描かれた超名作です。
2-4. トランスポーター
フランクはワケありの品を報酬と引換えに運ぶ、プロの運び屋=トランスポーター。彼には自らに課した3つのルールがある。1)契約厳守2)名前は聞かない3)依頼品を開けない。ルールを1つでも破れば、<死>。ところが、あるデリバリーの途中、彼は依頼品を開けてしまう。そこで目にしたのは、ひとりの美しい女だった―。全編で繰り広げられる壮絶なカー・チェイスと銃撃戦!スリルとアクションがフル・スロットルで加速する!
寡黙でタフガイな運び屋《トランスポーター》の活躍を描くフランス映画。ジェイソン・ステイサムの出世作。
鍛え上げられた肉体美と華麗なアクションが魅力の人気シリーズ。他シリーズでは違う俳優が主演ですが、ステイサムの放つオーラと圧倒的存在感ありき。超ド級のエンターテイメントと極上の男前が楽しめます。
もちろん全部面白いですが、3部作の中では1の完成度がずば抜けて高い。そもそもスタントマンを使用していないのがヤバい。
2-5. スパイダーマン
幼くして両親を失ったピーターは、大学進学と同級生のメリー・ジェーンへの恋に悩む普通の高校3年生。だがある日、遺伝子を組み替えた特殊なクモに偶然噛まれたことから、超人的な能力を身につける。愛する者たちを守るために、ヒーローとなる宿命を背負ったピーター=スパイダーマンの戦いが今、始まる!
大人気アメコミ「スパイダーマン」の映像化作品。全三部作。クモに噛まれたことをきっかけに、いじめられっ子から一夜にしてスーパーヒーローへと目覚めた青年の物語。
手首からクモの糸を発射し、ターザンのように高層ビル街を駆け抜ける姿に、少年心をくすぐられます。サンドマンやヴェノムといったカリスマ性あふれる悪役も、MJとのロマンティックなキスシーンも最高。
皮肉にも親友とライバル関係になったり、父親殺しの復讐に駆られたりと最高に面白い人間ドラマが展開されています。個人的には「アメイジング・スパイダーマン」よりも、無印が好きですね。
2-6. アイアンマン
アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする・・・。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。
大人気アメコミ「アイアンマン」の映像化作品。全3部作。最先端のパワードスーツを身にまとい、大企業の社長トニーが悪と戦っていく姿を描いたアクション映画。
前半でテロリスト飲めを盗みながらパワードスーツを開発するシーンも、後半でアイアンマンとして暴れ回るシーンも最高!何より気取らない金持ちが破天荒に立ち振る舞う姿は観てて気持ちいい。
最新ガジェットのクールさやAIとのやりとりも魅力の1つ。人間味のある斬新なアメコミ映画シリーズです。まずは1を観ることで、その面白さがすぐに伝わるかと。
2-7. ラスト サムライ
明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。日本初の近代的軍隊を訓練する教官としてオールグレンを雇った時、二人の戦士の運命がひとつに重なる。
近代初期日本。古き良き日本の美しい田園風景と、時代に取り残された「最後の侍たち」を描くアクション映画。
ハリウッド映画とはいえ、日本文化へのリスペクトが作品全体に感じられ、侍スピリットが丁寧に表現されています。悪くいえば外国人のイメージ通りの姿で表面的ですが、映像作品としてはきわめて美しい。
新政府軍との戦が1番の見せ場で、雄叫びを挙げながら果敢に攻めるシーンにも、最後まで侍としての生き様を貫く姿にも、渡辺謙演じる勝頼の死に際にも胸が熱くなります。日本人なら一度は観ておきたい。
3. SF、ファンタジー3作品
3-1. メン・イン・ブラック
ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男"K"にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの"J"となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の"K"と新米の"J"を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。
地球に住むエイリアンを監視する秘密組織MIB(メン・イン・ブラック) の捜査官二人組の活躍を描くSFコメディ。
憎めないキャラのウィル・スミス、真面目な顔が笑いを誘うトミー・リー・ジョーンズ、個性的でユニークなエイリアンたち、そして最後はハリウッド映画らしくハッピーエンド。エンターテイメント作品としては最高の出来かと。
全作品オススメなのですが、個人的にはJが40年前へとタイムスリップし、かつてのKと手を組む3が1番好きです。明かされる二人の関係と、ワクワクさせられるストーリーが面白い!(後付感半端ないですが)
3-2. ガタカ
DNA操作で生まれた"適正者"だけが優遇される近未来"不適正者"として自然出産で生まれた若者が適正者に成りすまして宇宙へ旅立とうとするが・・・。
遺伝子操作が可能になった近未来で、劣性遺伝子を持つヴィンセントが宇宙飛行士を目指すSF映画。
不適正者であることを理由に可能性を否定され、将来を決定されてしまう。よりよい社会ではあるけれど、どこか閉塞感が漂い人権が踏みにじられる世界の中で、信念を掲げ人一倍努力する男の姿が上質な音楽と共に描かれます。
適正者の中に潜り込むサスペンス、才能に恵まれなかった人間がエリートに挑む熱い人間ドラマ、競争社会から脱落した男との友情。そのどれを取っても素晴らしく、自分の夢と可能性、努力し続けることの素晴らしさを教えてくれる隠れた名作です。
3-3. アバター
「タイタニック」を超えて世界興収歴代1位!! あのパンドラへ帰ろう。
舞台は、先住民"ナヴィ"たちが住む惑星パンドラ。足が不自由な退役軍人のジェイクは自然豊かなパンドラへと送り込まれ、「アバター計画」でのミッションを遂行し始めます。
ジェームズ・キャメロン監督によりアメリカとイギリスの合作映画。"3D技術"を初めて本格的に取り入れたことで反響を呼び、興行収入はあの「タイタニック」を超え全世界1位!
物語としては「文明人が未開人の集落を破壊する」というありふれたものですが、アクションやストーリーよりもその圧倒的な映像美が作品の魅力。ぜひ大画面でどうぞ。
4. コメディ6作品
4-1. きっと、うまくいく
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。
インド1の理系大学を舞台に、現代教育を爽快に批判するコメディ映画。インド映画歴代興収No1!
初めて観たインド映画がこの作品だったのですが、笑いあり涙ありのストーリーが最高に面白く、人生で大切なことをいくつも教えてもらえました。"教育"や"人生"といった重大なテーマを取り扱っていながらも、コミカルな演出やミュージカルによって気負わず楽しめます。
自由人ランチョーの「臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。"AAL IZ WELL!(きっとうまくいく!)"」という名ゼリフに作品の全てが集約されています。約3時間と長めですが、インド文化も同時に学べる傑作。落ち込んでいる時に観たい。
4-2. ホーム・アローン
驚異の世界的大ヒットを放った、スーパー・コメディ第1弾!パリでクリスマスを過ごそうと飛行機に乗り込んだ15人の大家族。だが、飛行機の中で思い出した大事な忘れ物は……8歳のケビンだった!家に取り残されたケビンは、一人の自由を思う存分楽しんでいたが、そこに2人組の泥棒が現れて……?
世界中で大人気のコメディ映画シリーズ。アメリカン・コメディと言えば「ホーム・アローン」!
何度見返したか分からないほど大好きな映画。オチを知ってても楽しめる作品というのはそうありません。天才子役マコーレ・カルキンも可愛い。
簡単な英語が使われているので勉強にもぴったりですし、子供にも安心して魅せられるかと。憎めないキャラクターたちのドタバタコメディーに腹を抱えるほど大爆笑させられ、最後にはしっかり感動へと落とし込む不朽の名作です。
4-3. テッド
脚本と監督を務めるセス・マクファーレンお得意のきわどいユーモアがビッグスクリーンに炸裂する。実写アクションとCGアニメが融合した抱腹絶倒コメディ。大人になったジョン・ベネット(マーク・ウォールバーグ)は、子供時代に願い事をした結果、命を授かり、それ以来、自分のそばをかたときも離れようとしない愛すべきテディベアを何とかしなくてはならない。
喋るティディベア・テッドとジョンの日常を描くコメディ映画。
ぶっちゃけかなり下品です。下ネタとブラックジョークとドラッグの連発ですが、ティディベアが主人公なので許せるし、むしろ笑えるからOK。
良い意味で最初から最後までふざけ倒したブラックコメディ。きわどいシーンも多いので、1人で観ることをオススメします。
4-4. テルマエ・ロマエ
時は古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と現代日本の銭湯!? そこで出会ったのは真美(上戸彩)ら“平たい顔族=日本人”。彼らの風呂文化に驚愕したルシウスが、その文化をローマに持ち帰り再現すると、たちまち評判になるが、次第にローマ帝国の運命に深くかかわることに…
現代日本にタイムスリップしてしまっ古代たローマ人ルシウスと、インスピレーションを受けた彼が設計するテルマエ(浴場)の物語
発想の勝利。銭湯やウォシュレットを古代ローマで実践するという展開に笑いっぱなしでした。原作漫画の魅力がそのまま再現されています。
ルシウスの混乱っぷりも、ローマ人役に起用された顔の濃い日本人キャストも最高。頭を空っぽにしてのんびり観たい作品です。
4-5. マスク
銀行員スタンリー・イプキスは引っ込み思案。そんな彼でも『マスク』をかぶれば、ゼロからヒーローへと大変身。謎の仮面の力でティナを口説いたり悪者をやっつけたり、普段のスタンリーには不可能なことが何でもできちゃう。そして笑いとドタバタの陰には映画の真のテーマが。マスクがないとスタンリーは、本当にステキにはなれないの?
人間の潜在能力を引き出す"マスク"をめぐる超有名コメディ映画。
ジム・キャリーの代表作にして、王道コメディ、キレッキレのアクション、破天荒でノリノリなジム・キャリーを堪能できる名作です。1における笑いのセンスと、テンポの良さは凄まじい。
ジム・キャリーだけでなく、全盛期キャメロン・ディアスの美貌も存分に味わえます。洋画にしては珍しく、山寺宏一による吹き替え版もオススメ。「マスク」を観れば嫌な気分も一瞬で吹き飛びます。
4-6. イエスマン
もしも、すべてに“YES”と答えたら――。実話に基づく、愛と笑いのポジティブ・ストーリー。
妻に浮気され塞ぎ込みがちになった男が、とあるセミナーをきっかけに"YES"で人生を好転させていくサクセスストーリー。
主人公が立ち直っていく人間ドラマ、ちょっと変わった女の子との恋愛模様がコメディタッチで描かれる作品。"YESセミナー"のバカバカしさはさておき、ここまで振り切っていると返って清々しく、観終わった後ポジティブな気分にしてくれます。
下手なヒューマンドラマよりも押し付けがましくないので、心が弱った時、気持ちが落ち込んだ時に観るといいかと。「マスク」よりも、ジム・キャリーの演技が控えめなこちらの方が万人にオススメ。
5. ミステリー・サスペンス2作品
5-1. メメント
数分前の記憶を忘れてしまう前向性健忘の男が妻殺しの犯人を追う、クリストファー・ノーラン監督が贈る異色サスペンス。
妻を殺された事件をきっかけに、10分間しか記憶を保てなくなった男の復讐劇。奇才クリストファー・ノーランの出世作。時系列を逆から描くという斬新な構成で物語は進みます。
低予算で撮影されたとは思えないほどのクオリティ。シナリオはもちろん、発想や表現方法に才能の片鱗を感じさせられます。サスペンスものということで、明かされる事件の真相や結末が衝撃的でした。
「インセプション」「インターステラー」の時とはまた異なるノーラン作品を楽しめることでしょう。一味違った映画を探しているあなたにぜひ!
5-2. ナイトクローラー
学歴も仕事もないルイス。なんとなく撮った映像が評価されたことをきっかけに、本格的に報道の世界へと足を踏み入れていきます。
衝撃的なスクープ映像を求めるあまり、ついには人としての"一線"を超えてしまう男の姿を描いた傑作。"パパラッチ"を題材にした映画は珍しいため、すごく新鮮でした。
ルイスが善悪の境界を忘れ、狂気に取り憑かれていく姿には目を見張るものがあります。普段見ることのないマスメディアの裏側にスポットライトを当てていることで、納得のアカデミー賞です。
6. 史劇・伝記映画4作品
6-1. モーターサイクル・ダイアリーズ
23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆(の)って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。 のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される20世紀最大の美しきイコンとなった青年の真実の物語。
革命家チェ・ゲバラの日記を基に製作された伝記映画。それなりに裕福な家庭で育ち医学生になるも、どこか退屈な毎日を過ごす若き日のゲバラ。友人のアルベルトとオンボロバイクに乗り込み旅をするシーンから物語は始まります。
本の中でしか見たことのない南米大陸をバイクで旅し、過酷な暮らしを強いられる人たちとの交流を通して、まだ何者でもなかった1人の青年が変わっていく姿を描いています。この無謀とも言える冒険が後にキューバという国を変えるカリスマを生み出したわけですから、感慨深さやロマンがある。
「僕はこの旅を通して変わった」という劇中のセリフからも分かる通り、1人の英雄が生まれる過程を垣間見ることになります。決して平坦な道のりでないハードな貧乏旅と、スクリーンに映し出される魅力的な南米諸国に心奪われることでしょう!
6-2. 英国王のスピーチ
ジョージ6世は、王になどなりたくなかった。彼には吃音という悩みがあった。数々のスピーチの公務に、どう対処すればいいのか?心配した妻のエリザベスは、スピーチ矯正の専門家、ライオネルの診療所に自ら足を運ぶ・・・
現エリザベス女王の父にして、吃音障害を抱えるジョージ6世の苦悩と葛藤を描いた自伝映画。2010年に公開されアカデミー賞を受賞しました。
1930年代、第二次世界大戦前夜。国際情勢の緊張の中、多くの国民が王の声を渇望していた時代に王座についたジョージ6世。妻や言語療法士に支えられながら、自らのコンプレックスを乗り越えていく姿に涙が止まりませんでした。
ユーモラスな練習風景は笑えますし、最後のスピーチの緊張感と完成度が素晴らしいです。勇気をもらえるので、トラウマを抱えている人には特にオススメ!
6-3. セブン・イヤーズ・イン・チベット
1939年、秋。ハラーは世界最高峰の制覇を目指して、ヒマラヤ山脈へと向かった。ところが、第二次世界大戦の勃発により、運命は思わぬ方向へ。インドでイギリス軍の捕虜となった彼は、登山家仲間とともに脱走。ヒマラヤ山脈を越える決死の逃避行の末、チベットの聖地にたどりつくが、そのチベットも歴史の大きなうねりに飲み込まれてしまう。激動のチベットに滞在した7年の歳月、少年ダライ・ラマとの魂の交流を通して、ハラーは自らを再発見し故国に残した家族への愛に目覚めていく・・・。
オーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝映画。イギリス軍の捕虜収容所から辛くも逃げ出し、たどり着いた聖地・チベットでの7年間が描かれています。
雄大なヒマラヤの自然と神秘的なチベット文化、そして純粋無垢な少年ダライ・ラマとの交流を経て変わっていくハラー。テーマは社会や自然だけでなく、宗教から個人の葛藤までと幅広い。
映画上映後に主演のブラッド・ピットが中国入国禁止になったほど、中国共産党がチベット人を虐殺していく姿が包み隠さず映し出されています。そのあまりの残酷さに胸が痛みますが、すごく心に残る傑作です。
6-4. それでも夜は明ける
1841年、ニューヨーク。家族と幸せな日々を送っていたバイオリン奏者ソロモンは、ある日突然誘拐され、奴隷にされる。彼を待ち受けていたのは、狂信的な選民思想を持つエップスら白人による目を疑うような差別、虐待そして”人間の尊厳”を失った奴隷たちだった。妻や子供たちと再び会うために彼が生き抜いた11年8カ月と26日間とは。
"奴隷制"が公的に存在した南北アメリカ時代を描いた歴史映画。自由黒人の男が誘拐され、奴隷として過ごした12年間の記録です。
150年前の出来事とは思えないほど、現代人の生活と大きくかけ離れた酷い仕打ちや残酷な出来事ばかり。黒人奴隷を家畜として扱ったり、背中に鞭打ちしたりと目を覆いたくなるようなシーンが多くあるので、苦手な人は閲覧には注意してください。
この作品の魅力は「一般人が突然平穏を奪われ、過酷な奴隷生活を強いられた」という点。主人公の立場が平和な社会に暮らす人たちと近いからこそ、妙に現実味を感じ、感情移入してしまうのです。歴史を学ぶためにもぜひ観てほしい。
7. 戦争映画4作品
7-1. プライベート・ライアン
過酷なノルマンディ上陸任務の後、ミラー大尉以下8人の兵士は行方不明のライアン二等兵救出を命じられる…。アカデミー賞(R)監督賞ほか全米映画賞を独占したスピルバーグの最高傑作! 冒頭30分のノルマンディ上陸作戦の描写は映像、音響ともに迫真の名場面。この感動と迫力はぜひ、5.1チャンネルで体感して欲しい。
スティーブン・スピルバーグ監督による戦争映画。第二次世界大戦、ノルマンディ上陸作戦を描きます。
冒頭30分オハマ・ビーチでの戦闘シーンは、数ある戦争映画の中でもズバ抜けて素晴らしい。行き交う銃弾、鮮やかに飛び散る血しぶき、いともたやすく奪われる命。どうしようもない戦争の現実がそこにはあります。
理不尽な作戦を遂行する中で、迷い、葛藤し、時に涙する兵士たちの姿を通して「戦争」について深く考えさせられる名作。この作品には実践経験のない初年兵も登場するので、より現実味があります。
7-2. 硫黄島からの手紙
2006年、硫黄島。地中から発見された数百通もの手紙。それは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか--。
舞台は、太平洋戦争における最重要地、硫黄島。クリント・イーストウッド監督による「父親たちの星条旗」との姉妹作であり、こちらでは日本側の視点から"硫黄島の戦い"が語られます。
日本人キャストを日本軍として起用したり、歴史に忠実に描いている点で完成度は高い。特に天皇礼賛や自決の場面は鬼気迫るものがあります。何よりたった80年前の出来事というのがかなり衝撃的。
息もつかせぬ緊張感と雰囲気、胸が切なくなる演出など観ていて辛いシーンも多いですが、日本人なら1度は観ておくべきです。主役を演じた二ノ宮和也の熱演も注目!
7-3. フューリー
1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディ(ブラッド・ピット)のチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置された。新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー”の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていくのだった・・・・・・。
第二次世界大戦期、戦車"フューリー"に乗り込む5人の兵士たちを描いた戦争映画。
本物の戦車を使用しているため、戦車戦のリアリティと迫力は半端ない。中でもドイツ製戦車"ティーガー"が現れた時の絶望感がスゴい。「アメリカ賛美しすぎ」という評価もありますが、戦争の悲惨さや無情さという観点では素晴らしい出来。
撮影にあたって主演のブラッド・ピットは軍隊のブート・キャンプに1週間参加し、過酷なトレーニングを受けたとのこと。劇中での存在感と貫禄も頷けます。
7-4. トロイ
トロイとスパルタの確執の歴史に幕が下ろされようとしていた時、トロイの王子パリスはスパルタの王妃ヘレンと恋に落ちた。それが後に史上最大の戦いを引き起こすこととも知らずに・・・。
禁断の愛と、やがて訪れる二国間の戦争。身勝手という見方もできるけれど、盲目になるほど深く、無垢な愛だったのです。また、作中に登場するキャラクターたちがそれぞれの想いを胸に戦場に望む姿には胸が熱くなります。
武器を携えて行進する軍勢、アキレス(ブラッド・ピット)とヘクトル(エリック・バナ)の引き締まった肉体と真剣勝負、そして迎える悲痛なクライマックス。大迫力の戦闘シーン、美しくも儚い人間ドラマを描くエンターテイメント超大作です。
8. 恋愛・ロマンス5作品
8-1. タイタニック
「タイタニック」で史上最高のラブストーリー体験 - ジェームズ・キャメロン監督、“アカデミー賞”作品賞を含む全11部門受賞の歴史的ヒット作品
ジェームズ・キャメロン監督作品。タイタニック号沈没事件をテーマにしたラブロマンス映画。
実際に起きた悲劇的事件を通して、身分違いの恋や追い込まれた人間の姿、プラトニックな愛を描く永遠の名作。感動的なラストと主題歌「マイ・ハート・ゴーズ・オン」はとても有名です。
美麗な映像とキャスト陣の名演、胸が痛むようなシナリオに彩られた素晴らしい作品。タイタニック号沈没はCGと思えないほど壮大ですし、ローズが救助されるシーンの切なさったらない。映画好きなら一度は観るべき超大作。
8-2. きみに読む物語
療養生活を送る老婦人(ジーナ・ローランズ)の元に、足繁く通う老人(ジェームズ・ガーナー)が、物語を読み聞かせる。 それは、1940年の夏、南部の小さな町で始まる物語。休暇を過ごしに都会からやって来た17歳の令嬢・アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出逢い、恋に落ちる。 けれど、娘の将来を案じる両親に交際を阻まれ、都会へ連れ戻されてしまう。 ノアは365日毎日手紙を書くが、一通の返信もないまま、やがて、第2次世界大戦が始まる…。
階級の違い、第二次世界大戦によって引き裂かれる男女の恋模様を描くラブ・ストーリー。
お互いを想い合う二人があまりに一途で、あまりに純粋なので、周りの大人や社会の流れによって離れ離れになる姿は観ていて辛いです。ここまでプラトニックで素敵な恋愛はなかなか出来るものじゃない。
中盤で明かされるタイトルの意味には鳥肌が立ち、残酷な運命に胸が痛みました。それでも彼女を想い、そばに居続ける無償の愛の素晴らしさには涙が止まりません。
8-3. ゴースト ニューヨークの幻
恋人同士のモリーとサムは一緒に暮らし始め、幸福に満ちあふれていた。そんな矢先、サムは暴漢に襲われ命を落としてしまう。だがその死が陰謀であると知ったサムはこの世にとどまり、インチキ霊媒師の力を借りて愛するモリーを守ろうとする……
二人でろくろを回すシーンに有名なラブロマンス映画。デミ・ムーアの出世作。
不器用な男が死んでなお想い続け、命の危機が迫る彼女を必死に助けようとする姿があまりに切なく、二人の愛に非常に感動しました。低予算映画ではあるけれど、ぴったりなキャスティング、サスペンス調のシナリオ、そしてクライマックスの秀逸さは最高です。
また、サムが役目を終え、天国へ帰るシーンの感動具合は半端じゃありません。古さを感じることなく楽しめる不朽の名作です。
8-4. ミッドナイト・イン・パリ
ハリウッドの脚本家ギルは、婚約者とその両親と共に憧れのパリに滞在中。 そんな彼がある夜、0時を告げる鐘の音に導かれて迷い込んだ先は、芸術花開く1920年代だった! これは夢か幻かと驚くギルの前に、次から次へと偉人を名乗る面々と、妖艶な美女アドリアナが現れて・・・。
花の都・パリの黄金時代を描いたラブロマンス映画。
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ダリ。20世紀を代表する文化人たちが次々と登場するので、彼らの作品に親しんでいればワクワクの連続です。何より、往年のスターたちで賑わうパリの街の美しさが圧倒的。
ノスタルジックな作品かと思いきや、主題は「今を生きる」ということ。誰もが過去の繁栄に憧れますが、本当に大切なのは現在。そんなメッセージを押し付けがましくなく、爽やかに描いています。
8-5. ノルウェイの森
高校時代に親友・キズキを自殺で喪ったワタナベは、新生活を始めるために東京の大学に進学。そこで、偶然キズキの恋人だった直子と再会する。お互いに大切なものを喪った者として付き合いを深めていった二人は直子の二十歳の誕生日に一夜を共にする。しかし、ワタナベの想いが深まるほど直子の喪失感は大きくなっていく。そんな折、ワタナベは大学で小動物のように瑞々しい女の子・緑と出会う。
愛と喪失の間で揺れる男女の姿を描いた恋愛映画。
原作でも感じた乾いた空気や自意識の揺れがうまく映像化されていて、その独特な世界観に気づけば入り込んでしまっている自分がいました。劇的な展開もなければ壮大なストーリーもないですが、どこか幻想的ながらきわめてリアリティのある内容だからこそ、深く心に染み入るものがあります。
ワタナベが海際で泣き叫ぶシーンと彼の放つ言葉がとにかく印象的でした。空虚感や喪失感に苛まれている時、あるいは親しい人を亡くした時に観たい作品です。
9. 青春映画4作品
9-1. スタンド・バイ・ミー
1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した・・・・・・。
スティーブン・キング原作映画。アメリカの田舎町に住む4人の少年たちの、一夏の冒険の物語。
"死体探し"という無茶な冒険に出たり、度胸試しをして強がってみたり、時には不安に押しつぶされそうになって夜中まで話し込んだり。無邪気で多感な子供たちの姿がそのまま描かれています。
誰もかつて過ごした青春時代を、それぞれの体験や記憶を思い浮かべることができる名作です。また年を重ねてから改めて観ると違った見方ができるので、何度も楽しめるかと。
9-2. トレインスポッティング
マーク・レントンと彼の仲間はヘロイン中毒。ケンカが趣味のベグビー。気のいい小心者スパッド。女たらしのシック・ボーイ。そしてセックスもドラッグもOKの女子中学生ダイアン。窃盗、詐欺、万引きを繰り返し逮捕されたレントンは更生を決意。ロンドンへ出て就職する。だが強盗で手配されたベグビーとシック・ボーイが押しかけてきて会社はクビ。地元へ戻れば、待ち受けていたのはヤク漬けのまま死んだ友人の葬式だった。圧倒的な絶望感の中、レントンと仲間たちは人生を変える賭けに出る。売人から大量の麻薬を仕入れ、ロンドンでさばけば大儲けだ。大金と新しい人生。彼らはそれを手に入れる事ができるのか?
スコットランド・エディンバラを舞台に、薬物依存症に苛まれる若者たちの退廃的な日々を描いた青春映画。
ドラッグ、セックス、暴力。過激なシーンや汚い描写こそ多いですが、 吹き抜けるように爽やかなストーリーとコミカルな演出が結構クセになります。明確なメッセージ性がないので好き嫌いがハッキリ分かれますが、ぼくはわりと好き。
絶望的な環境から逃げ出したいけど、結局後戻りしてしまう。そんな若者たちの青臭くてもどかしい、しかし最高にクールな青春ロードムービー。
9-3. クローズZERO
不吉な嫌われモノ=カラスのような不良学生たちが集まる、鈴蘭男子高等学校。多数の派閥が勢力争いを繰り返しており、いまだかつて鈴蘭を統一・制覇したものは、誰もいない。鈴蘭の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)が率いる"芹沢軍団"だ。しかし、校内には芹沢に敵対する第2、第3の勢力が存在する。3年の切れ者・伊崎瞬(高岡蒼甫)、疵面(スカーフェイス)・牧瀬隆史(高橋努)のグループ、凶暴な双子・三上兄弟(伊崎右典、伊崎央登)。2年の阪東秀人(渡辺大)率いる阪東一派。さらに"海老塚3人衆"桐島ヒロミ(大東俊介)、本城俊明(橋爪遼)、杉原誠(小柳友)らも頭角を現してきていた。そんな群雄割拠の鈴蘭に、ひとりの男が現れた。
不良学生たちの巣窟・鈴蘭男子高等学校に転校してきた滝谷源治が鈴蘭制覇を目指すヤンキー映画。
ドラッグや犯罪描写の全くないスポ根要素が強い作品。迫力ある喧嘩バトルだけでなく、友情を感じさせる熱いシーンや普段の下らない会話も楽しめるので結構オススメ。
メインである小栗旬や山田孝之の雰囲気と貫禄が最高ですし、脇役たちのキャスティングも素晴らしいです。アクションだけを取っても不良映画No.1の出来。男なら間違いなく楽しめるかと。
9-4. ドロップ
「俺、公立に転校して不良になりたいんだよね」- 私立の中学校から不良に憧れて、公立中学校に転校したヒロシ。赤い頭でボンタンを履いた彼はさっそく不良たちに目をつけられ、河川敷に呼び出される。そこに待っていたのは、アイドルみたいな顔して極悪非道なカリスマ不良、達也だった。いきなり達也とタイマンを張ることになったヒロシは、あっさりと達也にぶちのめされてしまう。しかし、これを機にヒロシは不良グループの仲間入りを果たすことになる・・・。
品川庄司・品川ヒロシ原作映画。私立中学からドロップアウトして不良になった信濃川ヒロシの青春群像劇。
クローズZEROがアクション寄りなら、ドロップはコメディ重視。芸人が多くキャスティングされてたり、遊び心溢れるやりとりが多く見られるので、とても愛の込められた作品という印象です。
最高にアホらしくて、爽やかで、がむしゃらに青春を駆け抜ける高校生たちの姿がとても微笑ましい作品。良い意味で頭を空っぽにして観たい。湘南乃風が担当する主題歌もぴったり!
10. アニメ映画1作品
10-1. planetarian〜星の人〜
人間の愚かな戦争は、世界を雪で覆い、確実に滅びへと向かわせていた。星すら見えないこの世界では、人々は地上で暮らすことも難しく、地下の集落に身を寄せ合って暮らしていた。かつて「屑屋」と名乗っていた男は、過去のある出来事がきっかけで「星屋」と名乗るようになり、“星の美しさ”を彼が訪れる集落の人々に伝えていた。その知識の深さとたたずまいから、いつしか、人は彼のことを“星の人”と呼び、敬うようになった。そして、世界を旅しながら、老いていく星の人には、ただ一つの心残りがあった……。
Keyのアニメ映画。舞台は、退廃した世界。「星の人」と呼ばれる老人がある少女と出会った話を回想する形で物語は進みます。
TVアニメ版の総集編+追加アニメで構成される名作。起承転結がハッキリしたシナリオも、人型ロボットの熱演も、悲しい結末も素晴らしく、初めて観た時は涙が止まりませんでした。
大変なことや辛いこともあるけど、大切なのは未来への希望を持つこと。感動的なラストと子供たちの輝かしい目からそう感じました。アニメとは思えないほど完成度が高いです。
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