社会不適合休学系大学生のブログ

イトウワタルです。休学してセブ島留学や西日本ヒッチハイク縦断、インド一人旅を経験。ゆるりと眺めてみてね。

そして全ては陳腐化する-Everything get obsolete.-

天気の良い土曜日、いかがお過ごしでしょうか?

 

僕は勉強の息抜きになんとなく文字を打っています。

 

最近は「語学の西北-スペイン語の窓から眺めた南米・日本文化模様」という本にハマって読みふけっているのですが、これがまた面白いのです。

 

著者は東京外国語大学ラテンアメリカ研究員で、内容としては1990年以前に経験した彼のペルー留学がメイン。

 

スペイン語留学でペルー?

あまりとピンと来ませんね、中米のグアテマラなら分かるけれど。

 

でも、この一風変わった留学生活が、彼自身の独特な感性と文体も相まってめちゃくちゃ面白いのです。

 

ネットもまだなかった時代、今とは全く持って様相が違います。海外電話も高価なので、中々連絡も取れず、日本の情報も入ってこないので、完全に日常から隔絶され、孤独になるのです。

 

こうして寂しさに耐えながらも、勉学に励み、知らない土地を歩き、外見も文化も慣習も違う人たちと日々暮らすわけですから、そりゃ貴重で、時折感慨深く思える、そんな期間になるわけです。

 

かたや今の時代、こと日本においてはほとんどの人がスマートフォンを持っていて、容易に情報にアクセスできるし、連絡も取れます。格安航空会社も今やメジャーになり、海外渡航のハードルもぐっと下がりました。実に便利な時代です。

 

けれど、僕たち人間の選択肢は無限に増え豊かになった一方、昔のような留学、"本当の孤独"を味わうことは二度とできないのだろうと思います。

今と比べて、昔の留学生活は決して便利ではなかった。快適でもなかったし、昔の人たちが現代にタイムスリップしたとしたら、今の僕たちの留学生活を羨ましがるでしょう。

 

また富裕層や有識者だけでなく、誰しもが海外留学や海外旅行へのチケットを手に入れることができるようになり、ある意味で一般化・大衆化・陳腐化しました。

陳腐化することによって、価値は低下し、強い意志を持たない人(正確に推し量ることはできないけれど、ある意味でブランド化・ブームになっている面もあるように思える)でも海外で語学や学問を学ぶようになりました。

 

しかしながら、孤独になり、それでも一人で戦い、多くの人と話し、多くのことを勉強する孤軍奮闘の日々にこそ、多大なる意味があるように思えます。そして、少なくとも現代の僕たちには、そんな経験をすることは二度とできないのです、良い悪いは別として。そして、その他にも沢山の、豊かになったことで失われた価値があるのです。

 

留学予定の人、留学をすでに終えた人、あるいは留学に興味がある人を全員敵に回したいわけじゃないけれど、ふとそんなことを考えました。

 

僕は、人生における大きな決断というのは最終的に自分自身の強い意志で下さなければならないと思っています。

 

他人にアドバイスをもらっても良いし、たまには流れに身を任せることも必要だけど、本当に大事な時にはいつも自らの意志と信念を持つべきで、さもなければこの先道で後悔するかもしれないし、一生自分の頭で考えず他人の人生を生きることになるでしょう。

 

とはいえ結果的には、どんな目的であれどんなやり方であれ、留学は人の人生をカラフルに彩り、深みを与えてくれるので、行きたいのならどんどん行くべきです。

あくまで僕の思うところは、この貴重で人生の財産ともなりうる日々をさらに実りあるものにするためにも、強い目的意識と信念と意志を持つべきなのではないか、ということです。

 

長くなりすぎて休憩時間を過ぎてしまったので、これにてドロン!

 

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